志摩支部防災ネットワークシステム

防災ネットワークシステムについて

この度、(一社)三重県建設業協会志摩支部は無線通信による独自の防災ネットワークシステムを構築致しました。これは、阪神淡路大震災や東日本大震災のような日本列島を揺るがすような未曾有の大災害が起きたり、近年温暖化による海水温の上昇が引き起こす大型台風による甚大な風水害被害が多発していることを受け、災害発生時に早期対応による人命救助、救援物資搬送、二次災害防止、災害復興整備等々に寄与し、尊い人命と地域を護りたいという鳥羽市・志摩市で建設に従事する私たちの切なる願いから生まれました。その為には、被害を負った地域にいち早く重機や作業員を配置するため、早期の各社従業員の安否確認、各会員会社の被害状況と出動態勢状況、各地域の被害状況を早急に把握しなければなりません。電話回線や送電が停止した場合に情報が入らなく助かる命も助からない状況があってはならないと思うのです。そこで、今回無線による情報ネットワークを構築して地域の行政機関の方々に早期情報提供でき出動ができる様、独自の防災ネットワークシステムを構築したところです。

今、日本や世界中でコロナウイルス感染症拡大防止にご尽力されておられる方々、また尊い人命を助けるためにご自身の危険も顧みず粉骨砕身、医療現場でご尽力いただいている皆様がおられます。国民として、感謝の気持ちで一杯です。 しかし、また我々も災害が発生致しましたら同じく人命を救うため地域の財産や国土を護るためその使命感を持ち危険を顧みず作業に当たります。

私たちは皆がその責務を感じながら、日々の事業に取り組んでおります。災害時のネットワークは広がれば広がる程、有事の際は成果が出ます。

今回、このような志摩支部による災害時の情報ネットワークシステムが構築された事を地域の方々にも知っていただき、皆が協力して愛する人々や郷土を護ろうではありませんか。

(一社)三重県建設業協会志摩支部 

志摩建設業協会 緊急時無線連絡体制概要図

志摩基地からの電波到達範囲

災害発生時
・志摩基地局(志摩建設業協会)の回線は志摩デジタル
・小型無線機も回線は志摩デジタル
NET DOWN時
・通信が使えなくなったら基地局はアナログ無線に切り替え
・志摩基地局から各局にアナログに切り替えを指示
・基地局、小型無線機ともに志摩デジタルのまま(小型無線機は自分のいるエリアの基地局にしか通じない)
※デジタル回線使用時、小型無線機は自分のいるエリアの基地局の回線に切り替えれば各地の基地局、小型無線機に通じる

和具基地からの電波到達範囲

災害発生時
・和具基地局(山下組)の回線は和具デジタル
・小型無線機も回線は和具デジタル
NET DOWN時
・通信が使えなくなったら基地局はアナログ無線に切り替え
・志摩基地局からアナログに切り替えを指示を受ける
・基地局、小型無線機ともに志摩デジタルに変更(小型無線機は自分のいるエリアの基地局にしか通じない)
※デジタル回線使用時、小型無線機は自分のいるエリアの基地局の回線に切り替えれば各地の基地局、小型無線機に通じる

鳥羽基地からの電波到達範囲

災害発生時
・志摩基地局(宮崎建設工業)の回線は鳥羽デジタル
・小型無線機も回線は鳥羽デジタル
NET DOWN時
・通信が使えなくなったら基地局はアナログ無線に切り替え
・志摩基地局からアナログに切り替えを指示を受ける
・基地局、小型無線機ともに志摩デジタルに変更(小型無線機は自分のいるエリアの基地局にしか通じない)
※デジタル回線使用時、小型無線機は自分のいるエリアの基地局の回線に切り替えれば各地の基地局、小型無線機に通じる